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タイル目地について

 

目地は“隙間埋め”ではなく、タイル仕上げの品格を決める線。

タイルの寸法誤差、下地の動き、割付の逃げを受け止めながら、仕上がりの通りを見せるのが目地です。

上手い目地は、幅が暴れず、痩せず、ピンホールがなく、端部まできれいに締まっています。

白目地は清潔感がある反面、汚れやカビが目立つ。

黒目地や濃色目地は格好いい反面、白華や拭き残しが目立つ。

床は汚れを考えて濃いめ、外壁は雨筋を考えて同系色や中間色、

浴室は防カビ系、厨房や工場はエポキシ系が向きます。

また、入隅・サッシまわり・異種材料との取り合いなど、動く場所をセメント目地で固めると割れます。

そこはシーリングなど、動ける目地で逃がすのが基本です。

「素人はタイルの色を見る。」

「設計者は目地色を見る。」

「職人は目地幅・通り・締まり・拭き取り・逃げ・端部を見る。」

つまり目地は、タイル職人の腕と現場の理解度がいちばん出る細い線です。

 

 

マンション大規模修繕工事のニーズワン

杉本 剛士