マンションやビルの多くはコンクリートによって造られています。
そして基本的にコンクリートは割れるものです。
コンクリートはセメントと骨材と水を混ぜ合わせて作ります。
ということは当然乾燥します。乾燥すれば縮みます。
ですから意外と新築時からひび割れが生じてしまうのです。
特に窓廻りなどのコンクリートが開口されている箇所はひび割れが生じやすいです。
また、構造物の角にも発生しやすいです。
コンクリート住宅を建てる際には、一度にコンクリートを打つわけではなく、階ごとに打ち分けます。
そうすると上下階では別々のコンクリートになる(打ち継ぎと言います)ので、力が加わるとひび割れます。
目に見えないようなひび割れが、地震や車などの振動により徐々に大きくなっていきます。
また、太陽による熱や冬場の水分の凍結によってもひび割れが大きくなることがあります。
水の粒子は大変細かいので、小さなひび割れからも雨漏りが発生してしまうのです。
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マンション大規模修繕工事のニーズワン
アフター点検部 今福