工事部スタッフ

ベランダの緑化は良いのですが

植物を甘く見てはいけません

 もうだいぶ前の話ですが、「人類が滅亡した後の地球」の様子(CG)が、時系列で紹介

されておりました。

それによると、地上から人類が消滅した後、すぐに植物が浸食をはじめ、下の写真の様に、

1年経つとごらんの有り様、更に数百年経てばビルや橋、モニュメント等の人工的な建築物、

構造物等は消滅し、人類以外の動植物の天下になるらしい。

 この映像を見た後で、「人類の科学技術や文化など、自然の前には脆いものだ」という事と

「植物の生命力は恐ろしい」と感じたものです。

 

私の手掛けた大規模修繕でも、これに近い状況がありました。

下の写真は、某マンションのベランダ外観です。

ベランダの中が藪になっている!! 床は5センチほどの厚みで根っこがびっしりでした。

根っこは防水層を破壊し、写真の様に排水管の中にまで貫入して、管を詰まらせています。

こんな樹木系の植物をベランダで育てては駄目ですね。

たとえ鉢植えにしていても、手入れを怠っていると、鉢の底から根が拡がり、建物を破壊します。

緑化もせいぜい鉢植えの草花程度にしておいた方が、宜しいのではないでしょうか。

 

 

マンション大規模修繕のオガワリフォーム

工事部 柳澤