タイル工事で不具合のある箇所は張替えを行ったり、
タイルの下地が浮いている箇所は目地に穴をあけてエポキシ樹脂注入をし、
ステンレスピンをさして補修を行います。
補修を行った後に補修した箇所にタイルが壁面に接着しているか確認を行うタイル引張試験を行う事があります。
試験を行う際、試験体は100㎡またはその端数につき1個以上かつ3個以上とします。
試験方法は、張付用モルタルが硬化してから(約2週間程度)、
目地にコンクリート面まで切り込みを入れて周囲と絶縁をします。
試験体周囲が汚れないように養生(保護)を行い、接着剤を引張試験器のアタッチメントに塗布をし、
アタッチメントをタイルに張付けます。
接着剤が固まったのち引張試験機をゆっくり回していきます。
タイルが剥がれるまで回して剥がれた時点での強度を測定します。
結果判定は引張強度が0.4N/m㎡以上の強度が出た場合を合格とするといった基準があります。
タイルはただ張り替えただけではきちんと補修が出来ているか見た目ではわかりませんが、
このように試験をすれば補修をした場所が適正に補修が出来たか確認をする事ができます。
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マンション大規模修繕工事のニーズワン
工事部 宮澤