今年のG.W.に下田港に行ってきました。
写真は、旧幕府の下田港監視小屋跡から撮影したものです。
眼下に下田港を見下ろし、遠く伊豆諸島が伺える場所です。
ロープウェイを利用してここまで登ってきました。
1853(嘉永6)年6月と1年後の1854(安政元)年1月のアメリカの
東インド艦隊司令長官兼米使提督であるマシュー・ペリーの訪問で有名なこの港は、
下田が東京や横浜のような湾内にある港ではなく、
外洋に面した港だったことがアメリカから選ばれた理由だそうです。
そもそもペリー来航の目的は、日本との交易はもちろん、太平洋を隔てて中国との航路を確保することや、
捕鯨船への食料や薪炭の補給、乗員の休憩場、漂流した場合の救助保護拠点を確保することでした。
したがって、外洋に面している下田の地勢はペリーの目的に適していたと考えられます。
また、幕府側としても、当初開港を迫られていた浦賀に比べ、
将軍のいる江戸から距離がある下田なら許可してもいい、という思惑がありました。
日本の外交史の大きなきっかけを作った港として眺めるのも楽しいものでした。
![]() |
![]() |
マンション大規模修繕工事のニーズワン
工事部 海﨑