大規模修繕工事は、築年数の経過により起きる建物の劣化を補修し、

長期にわたってマンションを快適で美しく保っていくことを目的にして行われる工事です。

日頃の風雨や地震などにより進んでしまう劣化の為、どんなに優れた建築資材で建てられた

高級マンションであっても、大規模修繕工事は必要不可欠なものとなります。

 

大規模修繕工事の対象となるのは主に共用部分です。

共用部分とは、法律で定められた「法定共用部分」と

マンションの管理規約で定められた「規約共用部分」の2つに分類されます。

法律で定められた共用部分の具体的な例を挙げると、・エントランス ・エレベーター ・廊下 ・階段 などの

建物本体の部分と、これらの部分に使用されている・照明 ・排管 ・回線 などが共用部分となります。

大雑把に言うと、各住戸の室外にある部分、誰でも自由に立ち入れるスペースはほぼすべてが共用部分となり、

工事対象となります。各住戸についている窓も、外部に接しているのならば共用部分となります。

各バルコニーは誰でも自由に立ち入れるスペースではありませんが、

共用部分の専用使用部分となり、工事の対象となります。

 

 

専有部分は自分の好みにリフォームを行うことは可能となりますが、

共用部分は勝手に修繕やリフォームを行うことはできません。

その為、計画的にかつ必要に応じて、修理や修繕を行うことが

マンション全体の美観の維持、資産価値の維持に必要不可欠となります。

大規模修繕工事は足場を組み立てて行われることが殆どです。

足場が必要な工事をまとめて行う為、結果的に大がかりな工事になります。

ですが、工事期間中のみ我慢していただくことで、その先10年近くは快適な状態で生活できることを考えて、

工事にご協力いただけると助かります。

 

 

 

 

マンション大規模修繕のニーズワン

工事部 W