ブランコ作業は、建物など構造物において行われる作業のひとつです。
このほかには一般的に足場を設置する方法がありますが、
ブランコ作業の場合、足場を設置して行う作業にはない特徴があります。
建物の構造や立地条件などによっては、「物理的に足場を設置することができない」、
「騒音や防犯面への配慮から足場を設置したくない」というケースもあります。
ブランコ作業は、窓の清掃のイメージが強いかもしれませんが、
外壁塗装や屋根塗装、補修工事、各種防水工事など、様々な工事現場で用いられています。
無足場工法は、足場を組み立てる現場よりも必然的に施工が早く済みます。
また、本工法の場合は「道路使用許可」を取得する必要がないため、手続きなどもスムーズです。
安全面ではブランコ作業は、2種類のロープを用いるため、
万が一一方に不具合が発生したとしても、安全を確保することが可能です。
この2種類のロープには身体保持用の親綱となる「メインロープ」と、
墜落阻止用の「ライフライン」と呼ばれる、いわゆる命綱があるため比較的事故率が低いのが特徴です。
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マンション大規模修繕のニーズワン
サービス部 松本