最近、外壁にカーテンウォールを使用した建物の大規模修繕工事の見積もりを行ないました。
シーリングの外壁目地打替えについて、カーテンウォールは
コンクリート躯体の建物とは異なる施工方法となります。
コンクリート躯体の場合、建物の動き(地震による揺れ等)が予想しにくい為、
シーリングは水が入らないよう建物に対して3面接着にします。
このような建物の目地区分をノンワーキングジョイントと言います。
カーテンウォールやALCパネル等の場合、外壁の動きに追従するシーリングは建物に対して2面接着にします。
この場合、3面接着を避ける為に目地底と建物との間にバッカー(バックアップ材)や
ボンドブレーカーを目地深さに応じて噛ませます。
このような建物の目地区分をワーキングジョイントと言います。
改修についての正しい施工方法を理解する事が、
建物をより長く良い状態に保つ為には重要だと改めて思いました。
![]() |
マンション大規模修繕のニーズワン
積算部 米澤