都内は梅雨明けし、いきなりの猛暑となりました。
雨で工事が遅れるよりは良いですが作業員のみんなには厳しい季節となります。
今回は工事内で必ず行う工事、躯体のひび割れ補修について。
ひび割れ補修についてはひび割れの幅やひび割れの発生している部位、
挙動の有る物か等と様々な状況で処理が異なる工事となります。
ひび割れ補修0.3mm以上の挙動が有る部位によく用いる工法はUカットシーリング工法です。
Uカットシーリング工法はひび割れに沿ってU字の溝を掘り、
専用シーリングを充填してひび割れの動きに追従させ、尚且つ雨水の侵入を防ぐ事を目的とします。
ひび割れに対して有効な補修方法ですがデメリットもあります。
一番のデメリットは補修跡が目立つ事です。充填したシーリング部分が経年で痩せてくる事、
補修箇所が見えやすい事などがデメリットなります。
TNC工法は溝を掘る事をやめてひび割れに樹脂を張る事で
ひび割れの挙動に追従し、雨水の侵入させない工法となります。
TNCの意味はテクスチャーノンカットと言う言葉の省略となります。
読んで字の如くとなります。以前にある物件で使用しましたが、
1年経過後の状態は挙動部のひび割れですが再発もなく良好でした。今後も経過を確認していきます。
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マンション大規模修繕のニーズワン
工事部 K