引っ越しのシーズンになりました。

皆さんは、引っ越しそばを食べた事がありますか? 或いは引っ越した時にご近所にそばを振る舞った事は

ありますか?

引っ越した時にご近所に挨拶をする時、今は「タオル」、「洗剤」などの粗品を一緒に持参する事はよく

ありますよね。

でも昔は、「向こう3軒両隣にそばを振る舞う」事は、ごく当たり前の風習だったらしいです。

まあ、今はマンション住まいの方が多いので、そばなど振る舞う事も無いのでしょうが、聞いた事がある人は

結構多いと思います。

 それでは引っ越しでそばを振る舞う風習はいつ頃から始まったのでしょうか。

物の本には「江戸時代中期までは引っ越した時に近所に小豆粥やもちを配っていたが、ちょっとした

挨拶なのに仰々しいという事で、当時値段の安かったそばに変わってきた」とあります。

また、きそばを振る舞うばかりでなく、蕎麦切手(近所のそば屋の商品券)を配る事も多かったらしい。

また、近く(おそば)に越してくるのでよろしく とか そばの様に細く長いお付き合いを という様に語呂

合わせの意味もあったとか。

それでは向こう3軒両隣とはいったいどこまでなのでしょうか。

3軒ではありませんよ。

自分の家の両隣(これで2軒)お向いさんとその両隣(これで3軒)、都合5軒が一般的です。

更に裏にも家があればその家も入りますよね。

また、マンションであれば自分の住戸の上下階も対象になりますよね。

また、マンションの管理人さんにも悪いし札をした方が良いでしょう。

でも、これが独身の女性などの場合は、マンションの住戸が特定されてしまうので、挨拶はしない事も多い

と言われています。

でも、これからしばらく近所付き合いをするというのであれば、挨拶をしないのも何か気が引けますし、

他の人がどうしているのか、管理会社に相談してみた方が良いかも。

余談になりますが香川県では、引越しの挨拶はやはりうどんを食べる習慣があるとか。

さすが「うどん県」ですね。

 

マンション大規模修繕のオガワリフォーム

工事部 柳澤