郵便受けはいつ頃から付けられるようになったか?
皆さんのマンションにはどのような集合郵便受が付いていますか?
最近のマンションはお洒落なポストが付いていますよね。でも、郵便受けのルーツ
はいつ頃なのでしょうか。
日本で郵便事業が始まったのは、1871年 前島密が創始者ですね。
その前身の江戸時代の飛脚便も含めて、基本的には手渡しが原則でした。
郵便物は「信書」というように個人情報なので、書き手から受け手へ手渡しが間違い
ないですから、長い間手渡しが原則で受け箱などは無かったのです。
昔は大家族ですから、必ず誰かが家に居て手渡しが可能でした。
しかし、集合住宅が建ち始め、核家族化が進んだ1960年代初め、都会地から郵便
受けの設置が始まりました。
配達して出戻りではかなわないという事です。
この当時の郵便受けは、郵政省指定の形状「規格型郵便受箱」(写真の赤ポスト)で、
自由なデザインでは無かったようです。
郵便受けの形状、構造が自由化されたのは1981年からで、この年以降今のような
お洒落な形状でもOKになったわけです。
エントランスの集合郵便受けは、マンションの顔ですので、古いタイプの物が付けられて
いたら新しいものに交換しては如何ですか。
規格型郵便受 | お洒落な郵便受け |
ちなみに、〒のマークは郵政省の前身の逓信省のテを図案化したものですよ。
マンション大規模修繕のオガワリフォーム
工事部 柳澤