建物を建てるときや外壁を修繕するとき、絶対に欠かせないのが「足場」です。
当たり前のように使われている足場ですが、実は非常に長い歴史を持っています。
今回は、日本の歴史的建造物を支えた「丸太足場」から、
現代主流となっている「くさび式足場」までの進化の歩みをご紹介します。
1. 昔は命がけ?寺院やお城を支えた「木製丸太」の時代
当然ながら足場の歴史は古く、かつてはお寺やお城を建てる際にも足場が組まれていました。
しかし、昔は現在のような鉄製のパイプを作る技術がありません。
そのため、長い間「木製の丸太」を杉縄や針金で縛って足場を組んでいました。
雨が降れば丸太が滑る、縄が緩んだり切れたりする危険がある
当時の職人さんたちは、まさに「命がけ」で歴史に残る壮大な建物を生み出していたのです。
想像するだけで胸が熱くなると同時に、その度胸と技術の高さには頭が下がります。
2. 昭和に誕生した「鉄製パイプ(枠組足場)」の革命
足場に大きな転換期が訪れたのは昭和に入ってからです。
ついに鉄製のパイプが採用され、
やがて工場であらかじめ組み立てられたパーツを組み合わせる「枠組(わくぐみ)足場」が開発されました。
この枠組足場は、強度と安定性がそれまでの丸太とは比べものにならないほど高く、
長年にわたって日本の建設現場を支え続けました。
現在でも、新築の大型工事などでは主流として活躍しています。
3. 現代の主流「くさび式足場」の登場とこれからの課題
そしてここ数年、戸建て住宅や大規模修繕の現場などを中心に主流となっているのが「くさび式足場」です。
この足場が登場したことで、現場の安全基準はさらに向上しました。
高い安全性: 手すりなどの安全設備を簡単に、かつ強固に設置できる
優れた作業性: 組み立てや解体のスピードが圧倒的に速い
現場から望まれる「次なる進化」
非常に優秀なくさび式足場ですが、強度がある反面、「とにかく重い」というデメリットがあります。
一日中、重い鉄の部材を運び、組み立てる職人さんたちの身体にかかる負担は相当なものです。
これからの足場業界に望む進化は、
やはり「強度はそのままに、いかに軽量化できるか」という点ではないでしょうか。
技術の進化によって、職人さんの安全性は劇的に向上しました。
次は「現場の負担を減らす進化」を期待したいところです。
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マンション大規模修繕工事のニーズワン
工事部 矢澤





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