工事部スタッフ

通り魔を取り押さえた話と、正直な本音

 

先日、偶然にも列車内通り魔事件に遭遇し、気がつけば自分も犯人確保に加わっていました。

正直、無我夢中だったとしか言えません。

誰かが叫び、刃物を持った男と乗客が乱闘になっている最中、

協力し犯人から刃物を奪うことができました。

後から入ったので「ごっつぁんゴール」みたいなものでしたが。

結果的に誰も命を落とさず、警察がすぐに駆けつけて逮捕となりました。

ありがたいことに各所から表彰をいただけましたが、

今でもあの惨状を鮮明に思い出すことができます。

あの時はたまたま動けた。

でも、次も同じように動けるかと聞かれたら、正直わかりません。

あの恐怖は、巻き込まれた人間にしかわかりません。

一歩間違えば自分が怪我をしていたかもしれないし、命を落としていた可能性だってある。

だからこそ、もう一度同じ場面に出くわすことがあっても、今度は逃げてしまうかもしれない。

それが本音です。

勇気を出すことは素晴らしい。

でも、無事に帰ることも同じくらい大事。

だから、巻き込まれるのは本当に勘弁願いたい――

それが今の正直な気持ちです。

事情聴取が終わり終電も差し迫っている中、急いでタクシーに乗り警察署を後にします。

「飯田橋までお願いします。」見慣れないタクシーからの風景をみて

ふと引っかかるものがありナビに目をやるとこれまた見慣れぬ地名。

「運転手さんこれ いいだばし 向かってますよね?」

「はい、 いたばし ですよね?」

本当に肝が冷えた一日でした。

 

 

 

マンション大規模修繕工事のニーズワン

工事部 R.F