この写真は足場組立の荷揚げ作業の写真です。
足場組立とは脚立や梯子棟では届かない高さの作業を安全に行うために足場を設置する工事のことです。
写真に写っているボックスはランディングボックスといいます。
足場作業用の簡易リフトで人間が手で渡して上に部材を荷揚げするよりも一度に多く運搬できるため、
人員や荷揚げ頻度の削減につながり、施工スピードをアップさせることができます。
安全面に関してはランディングボックスを揚げるためのレールパイプを設置し、
レールに沿って昇降をするため、足場部材の接触による落下がありません。
また、チェーンで吊り上げるのですが、
万が一チェーンが切れてしまってもブレーキシステムによって、落下することなく留まります。
足場の部材を入れる際には必ずゴムバンドで固定しているので、
ボックス内で動いて落下する可能性も低く非常に安全です。
ここまで、安全で施工スピードに優れているランディングボックスですが、
吊り上げ重量が250g未満であれば使用の資格や設置の届け出は不要です。
人間が行っていることだからミスすることもあると思います。
しかし、足場作業によるミスは些細なことでも人身事故につながります。
ミスする可能性や確率を減らし、安全で安心できる足場作業をしていくことが重要だと思います。
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マンション大規模修繕工事のニーズワン
工事部 小倉