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大規模修繕工事の3つのポイント

 

以前、マンションの大規模修繕工事についてお伝えしましたが、

今回は、大規模修繕工事の3つのポイントについてお伝えします。

①大規模修繕工事にかかる費用:大規模修繕工事にかかるおおまかな目安として、

戸あたり130~150万円とも言われますが、これはあくまでも目安であり、

マンションの規模によっても異なりますが、総額では数千万~億単位になります。

ただし、区分所有者が大規模修繕工事の際に費用を一括で支払うことはほとんどありません。

一般的に、マンションの管理組合が「修繕積立金」として、毎月徴収して積み立てているからです。

②大規模修繕工事の工事期間: マンションの大規模修繕工事にかかる期間は、

「計画から着工まで」と「着工から工事完了まで」の大きく2つに分けられます。

大規模修繕にあたっては共用部分の工事がメインになり、多くの人に影響が及ぶため、

居住者の同意なしには計画はスムーズに進みません。

居住者の同意を得るためには工事計画を作成し、説明会を開催し、理解を得る必要があります。

あらかじめ居住者同士で工事の目的や内容について共通理解があった場合は早くなることもありますが、

一般的に計画から着工までは1~2年程度かかります。

③大規模修繕工事の周期と回数: 大規模修繕工事を実施する時期や回数に決まりはありません。

基本的にはマンションの劣化状況に応じて各管理組合が主導して実施するかどうかを判断します。

ただし、目安となる周期がないわけではありません。一般的には12~15年周期だと言われています。

これは、国土交通省が発表している「長期修繕計画作成ガイドライン」で示されていることが理由のひとつです。

また、新築時の建材の保証期間が、10年程度で設定されているケースが多いことも要因のひとつです。

以上になりますが、適切なタイミングで適切な修繕が出来るように、大規模修繕工事をご理解ください。

ありがとうございました。

 

 

 

マンション大規模修繕工事のニーズワン

アフター点検部 根本