現在大規模修繕工事の引き渡しに向けて作業中の東海狭山マンションで、

お客様より鉄骨階段のステップの滑り止めを強化したいとの依頼を頂きました。

本鉄骨階段のステップは縞鋼板で出来ている為滑り止め効果は有るのですが、

雨天時にお年寄りの多い当マンションでは危険回避の為より安全な滑り止め対策を模索していました。

外部階段の縞鋼板ステップの滑り止め工法としては、シート状の製品が有りますが耐久性に欠ける為、

貼替工事を数年毎に計画しなくてはなりません。

また、滑り止め塗布材料は、縞鋼板に塗布できる製品を大手塗料メーカーが持っていないとの事でした。

そこで、材料メーカーを当たっている内に縞鋼板でも塗布できる耐久性の高い材料を、

発見する事ができメーカーとの直接のヒアリングから採用を決めました。

40年の実績のある材料で縞鋼板に塗布できプライマーの要らない材料です。

採用された滑り止め材料はビスフェノールAエポキシ樹脂と骨材として、

シリカと酸化アルミニウムとアルミノケイ酸塩を主成分とする主剤と硬化材を混合して使用します。

混合方法と混合時間、加えて混合完了後からの時間管理により硬化の進み方が決まってくるため、

塗布と凹凸を作るタイミングが施工ノウハウとなります。

施工後に雨降りもあり体感されたお客様にも不安感が無いと好評でした。

 

 

 

マンション大規模修繕工事のニーズワン

工事部 海崎