積算部スタッフ

現場調査レポート その2

 先日、見積り作成の為お伺いしたマンションです。

見積り調査は、通常屋上から調査を開始します。

屋上の笠木天端に、平タイルが使用されておりました。

通常は、下の写真のように、角度がついている役物タイルを使用し、防水との取合いにシーリング

材を施工します。

上の写真のように施工してしまうと、シーリング材の劣化進むと、タイルと躯体の隙間から、雨が

入り易くなります。

一度、雨が入ってしまうと、建物全体に廻り漏水の原因になります。

新築時に、タイルの納まり方を十分に検討する必要が有ります。

今回の大規模修繕工事で、笠木天端に金物を取り付けて、シーリング材を打とうと考えています。

タイルと躯体の間に雨が入らない工夫を提案しようと思います。

一番上のタイルを斫って、役物タイルにするのが一番だとおもいますが、お金がかなり掛ります。

見栄えはあまり良くありませんが、一番安価で有効的な方法を、お客様に提供出来る様に

頑張ります。

屋上笠木天端部分

 

屋上からルーフバルコニー

マンション大規模修繕工事のオガワリフォーム

積算部:室伏