建物が古くなってくると、コンクリートに亀裂が発生した箇所から水や空気が侵入しやすくなり、
内部の鉄筋が次第に錆ます。錆とは鉄と酸素と結合する現象ですので、
コンクリート内の鉄筋が酸素を取り込んだ分、質量が増加し体積を膨張させます。
この鉄筋が膨張したことにより、コンクリートは内部から破裂します。
この現象を鉄筋爆裂と呼びます。鉄筋爆裂の補修は爆裂した部位のコンクリートを撤去し、
できるだけ鉄筋を露出させた後に錆びを落とし、錆止めを行い、樹脂モルタルで成形を行います。
補修箇所は跡が分からないように仕上げることも大切なポイントです。
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マンション大規模修繕のニーズワン
工事部 重信