鉄筋コンクリート構造物内部に水が侵入し、躯体を通過し出てくる現象(漏水)は
構造物内部の鉄筋の腐蝕等コンクリート構造物の劣化を招く原因となります。
特に地下構造物においては、漏水はコンクリート構造物の劣化の大きな原因にあげられます。
しかし、表面の漏水箇所をはつりとり、水の出口を塞いで処理をする従来の止水工法では、
水の侵入経路を塞ぐことが出来ない為、再漏水の可能性が高く、
構造物の劣化を招く水の侵入を防ぎきれませんでした。
そのうえ結果的に構造物に大きな損傷を残すといった問題がありました。
大規模修繕工事中にも半地下住戸や機械式駐車場等の内側からしか直せない漏水を
イメージしていただけるとわかりやすいかと思います。
今回ブログに上げさせていただく工法はTAPグラウト工法と言い新しい止水工法ですが
TAP注入器機を用いてグラウトを注入するという方法、普通ではと思うかもしれませんが
グラウトを継続的に高圧力をかけ充填しコンクリート躯体内に存在する隙間や水は
注入止水材に置換えられ逆止弁プラグを使用する事により作業能率あがります。
高圧止水注入工法は、止水効果はもちろん密度や耐久性向上、美観上からもよい工法かと思います。
今、稼働中の大規模修繕工事でもこのような事例が有りますので施工写真は
施工完了後にUPさせていただきたいと考えております。
![]() |
マンション大規模修繕のニーズワン
営業部 大木