おしゃれな外装の定番としてコンクリートの打ち放しがあります。
デザイナーズマンションなどに採用されていることが多いですが都内ではわりとよく見かけると思います。
コンクリート打ち放しとは言っても実はコンクリートの保護のために表面に塗装をしていることがほとんどです。
今回はそのうちの一つ「ファンデーション工法」について説明します。
通常の塗装の外壁と同様にコンクリート打ち放しの壁も下地補修を行う必要があります。
ファンデーション工法は厚みがつかない塗装であるため下地補修にも気を使う必要があり、
前述のことから補修跡が非常に目立ちやすいのが特徴で目立たないようにするために
なるべく平滑に仕上げることが大事になります。
補修が終わりようやく塗装を始めますがファンデーション工法は工程が通常の塗装よりも多く
①シーラー塗布
②下塗り(ベース材)
③主剤塗り(ファンデーション)
④上塗り(クリヤー)の4工程となります。
(フッ素の場合は上塗り2回のため5工程)
なぜファンデーション工法と言うかというと3工程目の主剤塗りで
専用のスポンジやローラーでパタパタとコンクリート風の模様をつけていく様子が
お化粧のファンデーションをつけるのに似ているからだそうです。
今まで説明してきたように「ファンデーション工法」は非常に手間がかかる工法のため
通常の塗装よりもかなり単価が高くなっています。
ですがデザイナーズマンションでは意匠性が重要視されるためコンクリート打ち放しは
活かしたいというお客様も多いので今後も「ファンデーション工法」を採用されるマンションは
多くなってくるのではないかと思います。
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マンション大規模修繕のニーズワン
工事部 水町