今施工している物件は総タイルで、タイルの形状が5種類、色は4色ですべて素焼き(上薬が掛かっていない)
です。
そのうちの1色ベージュ色の物がなかなか曲者です。
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目が近い1階部分で見本を採取し新規窯焼きをした(上写真)。
仕上がってきたものが気に入らなかったので、1回焼き直しをさせました。色、艶とも満足の仕上がりとなって
いるのだが…
次の写真の様に上層部では日当たりの状況により既存タイルが場所ごとに日焼け、色あせが生じており、既存と
差が出ている。かなり近い個所もあるが大分違う個所もある。同じタイルが貼ってある箇所ですよ。
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基本的に窯焼きの仕上がりは1色のため周囲の劣化、日焼け、脱色に場所ごとに対応は不可能(グラデーションを
付けることは不可能)特に赤系統の顔料が入っている素焼きは、紫外線による退色が激しいとの事です。
タイルの艶と表面形状の違いタイルの色はほぼ合っているが、新規窯焼きの方が艶があり、表面仕上がりの石目の
型も既存と同じものは入手できないので、違いが出る。
色は合っているのだが、さすがに艶まで同一にはできません。
マンション大規模修繕のニーズワン
工事部 栁澤