工事部スタッフ

アルミの腐食

 

アルミニウムは空気中で表面に酸化アルミニウムの薄い膜を自己生成し、保護します。

そのため、非鉄金属の中でも耐腐食性に優れた金属で、錆に対しては強い性質を持っています。

ただし、その自己保護膜が破壊されると錆び(腐食)てしまいます。

この薄い膜は、アルカリ性・酸性どちらの環境にもあまり強くなく、

厳しい環境下では薄い酸化アルミニウム皮膜は破壊され、腐食を引き起こしてしまうのです。

特に、アルカリ環境ではアルミニウムは腐食に弱い金属です。

海に近い物件は潮風が弱アルカリ性なのでそれにあたります。

またアルミニウムは両性金属に該当し、酸性、アルカリ性の双方の環境で腐食してしまう金属でもあります。

アルミニウムを取り扱う際には、「錆びない」という認識ではなく「腐食する」という、

認識を持って取り扱わなければなりません。

なぜ手摺や面格子などはアルミ製品が多いのかと思われますが、そこにはコスト・使用年数が関わっており、

永久に使用し続ける事は不可能なのです。

よって10数年に一度は大規模修繕工事が必要となるのです。

 

 

 

マンション大規模修繕工事のニーズワン

工事部 K