五十年前の子供の頃はしぶ柿を竹の棒で挟み、取り皮をむいて軒先に干していました。

冬になり寒さが厳しくなると白い粉が吹きお正月に美味しく頂いた思い出があります

最近ではほし柿を作る人も少なく放置され、今では鳥の餌になっています

なぜ渋柿を干すと甘くなるのでしょうか?

渋味の素となっているのはタンニンという成分です。

干すことによってタンニンが可溶性から不溶性に変わります。

そうすると口の中に入れてもタンニンが溶けないので渋味を感じなくなります。

元々渋柿は甘柿よりも糖度が高いので、渋味がなくなればめちゃくちゃ甘くなります。

渋味の素自体は残っているのに、甘く感じるというのも、なんだか不思議です。

 

マンション大規模修繕のニーズワン

杉本 達男