先日、仕事で茅ヶ崎まで出る機会がありました。
茅ヶ崎というと、我が根城より二時間以上もかかる小旅行な遠出。
折角の観光地という事で、仕事が終わるや否や、今まさに沈みゆく太陽を追いかけるようにして、
足早に海まで歩いてみました。
30分程度でしょうか。海風に染まる真っ直ぐな街並みを抜け、丁度道路の突き当りの防風林の隙間より、
きらきらと波の綾が沸き立っているのが見えました。
逸る気持ちを抑えられず短な林を抜けるとそこは海でした。
残照と夜闇の狭間で、黒々とした大海がただただ悠然とそこにあったのでした。
何だか久々に海に訪れた気がしました。
感傷の波は私の胸いっぱいに打ち寄せて、とにかくそれ以上の感情は無く、脳裏に「海は広いな大きいな」の
童謡をかけて、靴に絡みつくふかふかの砂を掬い取るようにして浜辺を散策しました。
磯鴫が茜色の空にインクを散らしたように群れをなしていました。
日頃の疲れを、夕暮れの太陽が浚っていくのでした。
あー、今度は夏に行きたい!
マンション大規模修繕のニーズワン
工事部 櫻井