工事部スタッフ

やっと異常気象の1年が終わりました

大規模修繕と異常気象

 12月20日土曜日、本年度秋工事の引き渡しが無事完了し、やっと2014年度の工事が

終わりました。

・・・・・・・・・「疲れた」のただ一言 私にとって今年の漢字は「疲」のただ一文字です。

それにしてもここ数年異常気象の連続ですねー!! 

2014年は、年明け早々、 2度にわたる大雪の洗礼を受けてしまいました。

確かその前の13年も大雪が降ったような気がしますが、マンション大規模修繕に大雪は

痛い。

新築現場では、まだ誰も住んでいないので、現場の空き地に雪かきした雪を寄せて置ける

が、大規模修繕では住人さんがいらっしゃるので雪の寄せ場が無い。

まして屋上等に積もった雪は、うっかり寄せるとなかなか溶けないので、自然に消えるまで

待たなければならない。

水を撒いて溶かそうとして、それが凍結してしまうとかえって雪解けが遅れてしまうので手が

出せない。

この2回の雪で、半月以上屋上の作業は出来なくなりました。

 今年の後半戦、これは雨と台風に泣きました。

「何だ、日本は砂漠の国じゃないから雨が降るのは当たり前じゃないか」て言う声が聞こえて

きそうです。

 ご尤もです。

馬鹿じゃないから雨も当然織り込んではいますが、問題はその降り方だ。

今年8月後半以降12月まで良く降りました。

それも2日、3日連続の雨、或いは1日おきに1週間に雨が3回、これでは外仕事は何もでき

ません。

 某現場実績工程表の日にち欄、水色が雨ですが、例えば10月 雨11日、法定休日(日と祝日)

5日、雨と休日の重複を引くと、作業不能日数11日、これでは1か月の

実作業日はたった19日ですよ。

同じ様に9月は実作業日数18日、11月は実作業日数16日、12月は実作業日数12日となる。

見かけ上111日の工事期間だが実質65日になってしまう。

 実数精算項目で想定外に修繕箇所が増えたり、追加工事が発生したりすれば、これはどう

考えても工期が間に合わなくなってしまう。

 このような天候不順を世間では「異常気象」と呼んでおります。

(日本では35年に1回あるかないか。外国では25年に1回あるかないかの現象)原因は地球

温暖化というのが一般的ですね。

でも、地球は間違いなく温暖化して行くし、こう毎年毎年天候不順が続けば、「異常」ではなく、

それが「正常」な状態になる。

工期の設定にはこの点もご配慮願いたいと思います。

 確かに、契約工期があるので、それより引渡が遅れれば違約金、損害賠償が発生するぞ

とおっしゃった組合の役員さんも居りましたが、工期重視のあまり突貫工事を掛け、仕上がりが

悪くなったり、後で問題が発生したりする可能性もありますので、ご理解、ご配慮を頂ければ

幸いです。

今年の大雪

マンション大規模修繕のオガワリフォーム

工事部 柳澤