杉本達男

六つの精進

稲盛和夫先生に学ぶ より

①だれにも負けない努力をする

 人よりも多く努力・研鑽し、それを継続する。

 不平不満を言わず、常に前進・向上を目指す。

②謙虚にして奢らず

 謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化させる。

③反省ある日々を送る

 自己中心的でないか、卑怯でないか、自省自戒して改めるよう努める。

④生きていることに感謝する

 生きていられるだけでも幸せ。どんなことにも感謝する心を持つ。

⑤善行、利他行を積む

 善いことを行い、他人に利益をもたらす。

 思いやりのある言動を心がける。

⑥感性的な悩みはしない

 いつまでも不平を言ったり、心配しすぎたり、くよくよ悩んだりしてはいけない。

 後悔しないように何事にも全力で取り組む。

生きていることに感謝し、謙虚に驕らず、誰にも負けない努力を続ける。

自分が利己的になっていないかを常に反省し、善き行いに努める。

そして、己の力を振り絞って、とことん、本当にもうこれ以上やれないという限界まで頑張り抜いたのならば、

たとえ、その結果が失敗に終ったとしても何一つ悔いることはない。露ほども恥じることはない。

そんな境地に至れるならば、人としての至上の幸福だと思います。

「覆水盆に返らず」の諺のとおり、過ぎてしまったことを悔やんでも仕方がないのです。

気持ちをパッと切り替えて前に向き直れば、それでいいのです。

逆に、ああすればよかった、こうすればよかったと言う人に限って、実は全力を出し切っていない。

厳しく言えば、怠け者の言い訳なのです。

反省するということは、本当に大切なことです。

「人間として正しいか、驕り高ぶりがないか」と、自分自身を常に見つめ直すことによって、欠点が減っていき、

心が磨かれていくのです。

私たちは、そういう「心の手入れ」の時間をもっと大切にしなければいけない。

あなたの心と魂を磨けるのは、あなた以外にいないのですから。

誰にとっても、たった一度しかない価値ある人生です。

明るく、正しく、朗らかに、常に前向きに歩く。

悔いを残さぬように、毎日を“ど真剣”に懸命に生きる。そうやって魂を磨き、心を高めていく、それこそが人生の

目的というものなのだと思います。

 

マンション大規模修繕のニーズワン

杉本 達男