杉本達男

長続きする幸せとは

 

 幸せには、長続きしない幸せと長続きする幸せがあります。

長続きしない幸せは「地位財」による幸せです。

感情的幸福は、年収800万円までは収入に比例して増大するのに対し、800万円を超えると比例しなくなる、

という研究結果があり、一定以上の経済的な豊かさやモノの豊かさは、必ずしも幸せをもたらさないことが

わかりました。

 

1.自己実現

 夢や目標ややりがいをもち、それらを実現しようと成長していくことが幸せをもたらします。

2.つながりと感謝

 人を喜ばせること、愛情に満ちた関係、親切な行為などが幸せを呼びます。

3.前向きと楽観

 自己肯定感が高く、いつも楽しく笑顔でいられることは、やはり幸せなのです。

4.独立とマイペース

 他人と比較せずに自分らしくやっていける人は、そうでない人よりも幸福です。

 

企業の組織づくりも同じで、4つの因子を意識しながら改革を進めれば、社員が幸せになれる組織を生み出せ

ます。

これを応用すれば、「幸せなものづくり」といった4つの因子を啓発する商品サービス開発も可能になります。

日本人は、遺伝的にセロトニンの働きが弱いため、幸せを感じにくく、うつになりやすいともいわれています。

だからこそ幸せのメカニズムを学び、予防していく必要があります。

 

 

マンション大規模修繕のニーズワン

杉本 達男