建てられてから30年、40年経過したマンションでは、今回の修繕が2回目、3回目というケースに

なります。

私も、このような現場を数多く施工させて頂いておりますが、殆どが、前回の修繕が別業者さんの

施工になっております。このような現場では「前回の修繕で何でこのような修繕方法にしたのか

疑問」 「修繕の施工方法が何かおかしい」と思われる事例が多くあります。

 

例えば下の写真の外部非常階段

本来この階段は亜鉛メッキされていた階段です。高級な仕様ですね。亜鉛メッキ仕様にしたのは、

塗装をしたくなかったからですね。(塗装をすると定期的に塗り替えが必要になるからです)

しかし、前回の他社さんの修繕工事で、このメッキ階段に塗装をしてしまった様です。

それも、通常の鉄部に塗る塗料で。

多分、部分的に錆が出てきたのかもしれませんが、もし塗装で補修するのであれば亜鉛入りの

専用塗料(ローバル)で塗装すべきでしょう。

当然、あちこち塗装がはがれて来たので、今回の修繕で塗装の塗り替えになっています。

最悪なのは、前回の修繕で、メッキ部分の下地処理が全くなされていないのです。

そのために塗料の食いつきが弱く、何度塗っても剥がれる、苦心の末に塗り替えた結果が次の

写真です。

何回か手直しをして、満足のいく仕上がりとなりました。

マンション大規模修繕工事のオガワリフォーム

工事部スタッフ