という早口言葉をご存知ですか?

本当にそうなのかというと、実は違います。

すもも(李) バラ科サクラ属

もも(桃)  バラ科モモ属  

ということで同じではありません。

スモモは サクランボの仲間でした。

今回はスモモではなくモモについて調べてみました。

モモの原産地は中国黄河上流の陝西省の山岳地帯、これが紀元前4世紀ごろシルクロードを

西に伝わってペルシャ(イラン)更にヨーロッパ・アメリカと伝播しました。

日本には弥生時代頃朝鮮半島経由で伝わったとされています。

西洋では主に缶詰でおなじみの黄桃(黄色いモモ)、中国日本では白いモモ(白桃・

白鳳)が作られています。

(ちなみに白桃は中国から日本へ伝わったもので自家受粉可能→1本の木でも実が成る、

白鳳は日本独自の最高の品種ですが他家受粉なので1本の木では実が成らないとの事

です)

モモの名前はどこから来たかというと、諸説紛々としてわからないらしい。

数多くなる実がつくので多数を意味する「百(もも)」、美味な実から「真実

(まみ)」、実の色模様から「燃実(もみ)」など。

別名三千代草、毛桃(毛が生えているから)。

毛といえば桃の原種に近いものは実が小さいとき長い毛が生えていたので中国で「毛毛

(マオマオ)」からモモとかあるらしい。

英語の場合ははっきりしています。

Peach(ピーチ)はpercicum-malum(ペルシャのリンゴ)だそうです。

中国ではモモは「仙木」「仙果」と言われ、神仙に力を与えるものとされている。

また、魔除け、不老長寿の力があるとされ、ここから桃源郷(ユートピア)の言葉も

生まれています。

日本でも同様の考えで、祝い事の際は両国ともモモ饅頭が出ます。

しかし西洋では、モモは「若い魅力的な娘 転じて ふしだらな女」という意味で、

ここから桃尻とか桃色映画とか桃色吐息とかエロい意味が出てきたのでしょう。


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工事部 栁澤